ランキングアップ

モバイルアプリやモバイルゲームなどのマーケットにおいては、まさに「ランキングアップした者勝ち」。というのも、ユーザーが新しいアプリやゲームを探す場合、はっきりした目安がないため、まずランキングに目を通すからです。アプリでもゲームでもデザインがどんなに素晴らしく、コンテンツが豊富で多彩であろうとも、人の目にも触れなければ何の意味も持ちません。無数の商品の中から抜きん出てユーザーの目に留まるようにするには、上位にランキングすることが重要なのです。

各取引先のデータによると、Google Play ストアでランキング上位になったアプリやゲームが1日当たりにもたらす自然流入数は延べ 5,000 から 10,000 人です。このタイプのアプリをダウンロードするユーザーは大体本当に興味を持っているからアプリをダウンロードするのです。そのため、商品のクオリティやコンテンツが一定の水準であれば料金を支払う意欲も自然と高まり、もたらされる利益も見過ごせないものになります。

モバイル市場へ新規参入される方は経験不足のためか、マーケティング広告を打つ際、往々にして「まずは 1,000 回のダウンロードを買って、この 1,000 人の中で何人が課金するか見てから収益率の参考にしよう」と考えがちですが、これには全く意味がありません。なぜならこの 1,000 人は特定のPR方法で見つけてきた人数のため、ダウンロードして目的を達成した後で引き続き利用して消費する割合は非常に低いからです。その理由は「ユーザー自身がこのタイプの商品が好きだからダウンロードしたのか」ということにつきるのです。最初の方法が間違っていれば利益が出ないのは当然です。

広告を打つ目的は、支払った広告費の中での継続率や課金率を考えるのではなく、ある一定量の広告を買って商品をランクアップさせ、その商品に対して本当に興味を持つユーザーに商品を見つけてもらうことです。商品のクオリティとコンテンツが優れていれば、高い露出率がもたらす流入から生み出される利益は必ず日ごとに増えていくでしょう。